青は青でも

どーも、若旦那です。

 

歯の処置を一言で表すと「大変」です。

 

やっていることは、歯を抜いて歯肉を縫合するだけなのですけどね。

しかし治療が必要な歯はもちろん正常ではありません。

歯根が腐っている、歯肉が痩せ細っている、顎の骨が溶けている、様々な歯があります。

ドリルが必要? 縫合すべき? 出血量は? 麻酔時間は大丈夫?

なんてことを考えながら処置を進めなければなりません。

 

たかが抜歯、されど抜歯なのです。

 

簡単そうに見えて、実は大変。

 

世の中、こう言うこと多いですよね。

 

例えば、このブログ。

というかまさにこのブログ。

 

他のスタッフから「先生は書くことがあるからいいじゃないですか~」なんて言われますが、

私は文章を書くのが得意ではありません。

 

ブログを投稿した翌日から「次のブログどうしよ…」という悩みが常に頭の中にあります。

 

テーマが決まれば何とか書けるかもと思いついたのが、

 

投稿日が「何の日」か調べて、それについて書く

 

という画期的な方法。

 

 

さっそく調べてみると、本日5月22日は「国際生物多様性の日」だそう。

 

重い! 地球に生きる人間としては大事なテーマですが、動物病院のブログとしては重い!

 

他にも「ガールスカウトの日」でもあるそうです。

 

惜しい! 私はボーイスカウトの方に所属していました。

 

「サイクリングの日」

 

ここで自転車ネタを書いたらいつも通り!

 

その他にも、

 

「たまご料理の日」、「うなぎの未来を考える日」、「抹茶新茶の日」、「ショートケーキの日」、「デルちゃん誕生の日」、「ラブラブサンドの日」、「カニカマの日」

だそうです…

 

同じ日に「○○の日」ってたくさんあるのですね。

 

ということで今回選んだのは…

 

「カニカマの日」

 

皆さんカニカマは好きですか?

 

たまに食べるとおいしいですよね。

 

一昨年のことですが、スーパーで買い物をしていた時に、ひときわ目を引くカニカマが並んでいました。

 

味は想像におまかせします。

 

 

私、こういうのダメなのです。

 

何味なのか、値段がいくらかといった思考が働く間もなく、気づいたら反射的に買い物カゴの中に入れていました。

 

なんたって、私は青色好き。食べ物に関しては。

 

高校卒業後から始めた一人暮らし。

「自分の好きなことをやりたい放題」という解放感の行きついた先は、着色料を使って牛乳を青くして飲む、米を緑色に炊き上げる、という奇行でした。

 

青というよりは、毒々しい色が好きなのでしょうね。

 

海外のスーパーで見かけるこの光景はたまりませんね。

 

特に青は食欲減退色であることから、食品にはあまり使用されません。

珍しい物好きの私にとって、それが余計に魅力的なのです。

 

そんな青色食品ですが、今年4月に驚きの発表がありました。

 

「安定して発色する青色天然着色料が世界で初めて発見された」

 

 

じゃあ今までの青色は何?

 

それは青色1号/2号という人工的に作られた合成着色料や、スピルリナ(藻類)やクチナシ(植物)などの天然着色料。

しかし、鮮やかに発色しなかったり、他の着色料との相性が悪かったりと、様々な課題があったようです。

 

そんなん自然界に青色なんていっぱいあるし、そこから作ればいいやん。

空も青いし、海も青いし、うちのニャンコの目も青いし。

 

なんて思ってしまいますよね。

 

でも実はそれらは青いのは青いのですが、青く見えているだけで実際は青くないのです。

 

 

何を言ってんだと

 

 

私が撮り溜めた青色写真をお見せしましょう。

 

 

ハワイの海も空も

 

中央アルプスから見える山々も

 

沖縄の市場に並んでいる魚も

 

東山動植物園のクジャクも

 

奄美の海のルリスズメダイも

青く見えているだけで青くないのです。

 

 

だから何を言ってんだと

 

 

地球上で発見された生物は約175万種と言われています。

その中で青色色素を持つのは

Pterosynchiropus picturatus(魚)

Synchiropus splendidus(魚)

Nessaea obrinus(蝶)

のわずか3種類のみです(※若旦那調べ)

水族館にいたPterosynchiropus picturatus(手前)とSynchiropus splendidus(奥)

 

それ以外の生物が持つ青色はすべて構造色なのです。

 

構造色?

 

色は「色素」と「構造色」に大きく分けられます。

 

「色素」を持つ物体は、様々な色の中から「ある色」を吸収し、また別の「ある色」を反射します。
その反射した光を我々の目がとらえて、色の知覚が生まれます。
分かりやすいのが絵具の色ですね。

 

一方、「構造色」とは、
物質が持つ物理的な構造により、特定の色が反射されて色が付いて見えるというものです。
例えば、シャボン玉やCDの裏面の虹色です。
空が青かったり夕焼けで赤くなったりするのも広い意味で構造色といえます。
構造色はその色に見えているだけで、実際はその色ではありません。

 

何度も言いますが、自然界で目にする青は実際には青くないのです。

 

 

自然界に本当の「青」がほとんど存在しないので、もちろん我々の体にもペットさんの体にも「青」はありません。

 

しかし体にまつわる言葉で「青っぱな」や「青あざ」などの「青」が付くものがいくつかあります。

 

青っぱなは、ネコちゃんならいわゆる猫カゼ、ワンちゃんなら歯根膿瘍(歯の根っこの感染)が原因で起こることが多いです。

 

青っぱなが命に直接かかわることは多くはありませんが、「青あざ」は要注意です。

というのも、青あざは血液凝固異常のサインであり、特に「免疫介在性血小板減少症」は若くて健康な子でも突然発症することがあります。

簡単にいうと「血を固める成分を体内で壊してしまい、出血が止まらなくなる病気」で、命にかかわることもあります。

 

たかが青あざ、されど青あざなのです。

 

自然界で本当の「青」を見つけることは難しいですが、ペットさんの体の「青」は見つかることがあります。
スキンシップのついでに日頃から見てあげてください。

 

ちなみに青あざや血管が青く見えるのは色素でも構造色でもなく、「錯覚」で実際は灰色だそうです。

 

次回はまんもすです。お楽しみに!