子猫との出会いからの壮絶な戦い!
主役以上にピザやケーキを堪能するほど
食べ物と平井堅さんには
異常な執着をみせる”よっしー”です(*´∇`*)!
そんなよっしーに新しい家族が増えました♪
初めまして!
我が家の新たな家族の”まる”です!
今月で生後5ヵ月の男の子です♪

これで我が家のにゃんこは計5頭となりました!
この子猫との出会いは去年の11月。
花の苗の販売イベントに行ったところ、
カゴの中にたった1匹でブルブルと小さく丸まっている子猫を発見!
店の人に事情を聞いてみると、
ノラ猫の子猫を保護したものの飼ってくれる人が
見つからないとのことでした。
そして今日に至るまでこの子猫は、
保護されてから”ずっと外でこのカゴの中で生活”
猫は飼ったことがないから…という理由でごはんは”とりあえずパンを”
このまま誰も貰い手がなかったら…”自分は飼えないのでこのまま処分を…”
と考えていたそうです。
その結果…
子猫はかなり痩せ細り、背骨やあばら骨がくっきりと浮き上がっている姿に…
免疫力も下がり鼻水やくしゃみを連発して
“猫カゼ”にかかっている状態でした。
命と日々向き合っている私としては、
引き取らない理由がありませんでした。
すぐさま我が家に迎え入れることを決意!
早くまん丸な姿で穏やかな日々が過ごせますようにという意味を込めて…
“まる”と名付けました!
我が家に来てからすぐさま猫カゼの治療をスタート!
相当腹ペコだったのか勢い良くごはんにがっつく姿に安心しました。
猫カゼは2週間ほどで落ち着き、
内服薬での治療も終わると…
「??!」
まるくんの鼻が?Σ(O_O;)
徐々に脱毛していきました!!

ここから真菌(カビ)との長い戦いが始まりました!
真菌症にかかると…
顔や耳、四肢や尾などに円形型の脱毛ができて
その周りにフケや痂皮(=かさぶた)が見られます。
痒みの程度は感染した真菌の種類によって様々です。
真菌症の治療は状態に応じて、
①塗り薬
②薬用シャンプー
③感染範囲が広い場合は内服薬も使ったりしますが…
カビに効果のある抗真菌薬が猫ちゃんの場合は、
犬ちゃんに比べると肝臓での代謝が苦手なため状況に応じての投薬となります。
子猫の身体であればなおさら投薬は負担になる可能性があるため、
まるくんは①と②の治療を開始しました!
良く見てみると真菌による脱毛は身体の所々にあり、
毎日甘咬みと格闘しながら脱毛部分にぬりぬり!
我が家には先住猫もいたので、まるくんを完全隔離!
世話をする時はビニール手袋をして終わったら何度も手洗い!
着ている服や靴下もすぐさま洗濯!
ケージで使用している敷物も毎日処分して新しい物に交換!
おもちゃも使い捨てができるリーズナブルな物を使用!
仕事休みの毎週木曜はシャンプー日!
最近はだんだんシャンプー中に抵抗する力も強くなり成長を実感しております!


これだけ毎日ぬりぬりしていても真菌はかなり!しぶとい!
菌の中でもなかなか厄介者で感染力もハンパなかったのです!
怖いのは毛から落ちた真菌の胞子が、
数ヶ月~数年生きて次々とこの菌の餌食になることです!
真菌は他の猫はもちろん、人にも移る”人獣共通感染症”なのです…(´д`|||)
人に移るとこんな感じで丸く発疹して強い痒みが特徴です。
皮膚が弱いお子さんやご年配の方ほど感染しやすいため要注意です!
高齢で免疫力が弱い猫ちゃんはまるくんよりも脱毛部分が広がり、
両耳だけではなく頭部や他の部分にも脱毛が広がる場合があります。


感染力が強いぶん、すぐにやっつけられないこともこの菌の厄介なところで、
完治までにはかなりの根気強さが必要となります!
今回のことで身をもって体験した戦いでした!
動物看護師であるにも関わらず…お恥ずかしながらこの戦いにピリオドを打てたのは、
真菌症発症から1ヶ月が過ぎた頃でした…トホホ(;´Д`)
本当であれば、この苦戦した出来事は看護師としては心にしまっておきたいことでしたが、
真菌症は他人事ではないので「今後皆さんのお役に立てれば!」
と思い今回ブログで恥を承知で紹介させて頂きました!
常に消毒!手洗い!そして薬浴シャンプーの繰り返しで、
私の手はガサガサな乾燥肌となりましたが…
新しい家族が増えて心は潤っております♪
長い戦いが終わり念願叶ってまるくんがむっちりボディになるのもそう遠くはないでしょう♪
今後の成長が楽しみです(ノ´∀`*)
さて次は…
まるくんには無い3色の毛で少しぽっちゃりボディな愛猫を飼っている”あのヤ~ツ”です♪