こんなところに

どーも、若旦那です。

去年は京都に行って人混みの中ギラギラした紅葉を見てきました。

 

今年は遠出を控え大人しく過ごしていたらいつの間にか紅葉シーズンが過ぎてしまいました。

穴場かどうかわかりませんが、先日登った東谷山(とうごくさん)の山頂でチョロっとだけ紅葉を楽しんできました。

 

東谷山は名古屋市守山区と瀬戸市にまたがる標高198mの山で、これでも名古屋市で標高が最も高い山です。

私は東谷山の近くに住んでいることもあり、休みの日なんかはちょこちょこ登っていますが、東谷山について詳しく知らなかったので、このブログを書くにあたり東谷山についてWikipediaで調べてみました。

「古来より信仰を集めた霊山。山頂には延喜式記載の古社である尾張戸神社があり、尾張国造尾張氏の本貫地、また熱田神宮の奥の院として古来より信仰を集めた。また山内・山麓には尾張戸神社古墳・中社古墳・南社古墳・白鳥塚古墳など、東谷山古墳群・上志段味古墳群と総称される尾張地区最大規模の古墳群が存在する。

『東春日井郡誌』によるとヤマトタケル伝説があり、ヤマトタケルが伊吹山の賊を征伐に行く途中に蛇に足を噛まれ、傷口を川で洗っていたところ、一羽の白鳥が現れ、ヤマトタケルが尾張に連れて行ってくれと白鳥に頼み、東谷山の麓に着いたところで白鳥が死んだため、ヤマトタケルがその場所に白鳥の墓を建てたと伝わり、その場所が白鳥塚古墳であると言う。

南山麓には森林浴の森100選に選定されている愛知県森林公園の丘陵地がある。名古屋市内で東山公園と同様に多くの自然が残る里山で、20104月には国の特別天然記念物であるニホンカモシカの生息が確認された。山頂には三階建ての展望台が設けられている。

心霊スポットでもある。

 

最後の一文、良くないです。

「ふむふむなるほどな~」と読み進めて完全に緩み切っている所で「心霊スポットでもある」ですよ!しかも一言だけ!

いけません、この怖がらせ方は!

だって私は怖がりなのです!

東谷山の良さを皆さんに知ってもらおうと思い書き始めたブログでしたが、私自身が東谷山から足が遠のいてしまう結果となりました…

 

それでも東谷山には罪はないのでその魅力をお伝えしたいと思います。

まずはバリエーション豊かな登山ルート。

標高が低い割には楽しめるのではないでしょうか。

 

・山頂まで石段が続くありがたみがある道

 

・勾配は急で薄暗くてクモの巣も多いけど最短距離で頂上まで行ける道

他にも

・車も通れる幅広い砂利道(以前は山頂まで車で行けたみたいです)

・晴れの日でも地面がぬかるんでいる道

・草をかき分けて進んだ先に立ち入り禁止の敷地内に入ってしまう道(もはや道ではないのかも)

 

まだ他にもあるかもしれませんが、私が知る限りはこんなものです。

これらの道を登り切った山頂には展望台が設けられており、東を向けば瀬戸方面、西を向けば名古屋方面が望めます。

特に名古屋方面の夕焼けがおすすめです。

そんな東谷山ですが、登山ルートや展望台以外にも楽しめることを発見しました。

それはキノコです。

先日登った時には、春や夏には見かけることがなかった色とりどりのキノコがいたる所に顔を出していました。

こんなとこにも!あんなとこにも!と毒々しいキノコを見つけてはいちいちしゃがんで写真を撮っていると、何年も前に覚えた事をふと思い出しました。

「ベニテングタケにはイボテン酸が含まれ幻覚が見える」

「ヒトヨタケやホテイシメジにはコプリンが含まれ、アルコールと一緒に摂取すると不快感や頭痛が起こる」

 

 

なぜ、私がそんなことを知っているのかって。

 

それは獣医師だからです。

答えになっていなくてすみません。

 

獣医師と聞くと一般的に動物病院で働く姿を思い浮かべるかと思います。

実際、私は動物病院に勤務しております。

でも動物病院で働く獣医師は全体の一部なのです。

2018年時点のデータでは日本の獣医師の届出数は39710

そのうち小動物診療に携わる獣医師の割合は約40%

40%という数字が小さいのか大きいのかはよくわかりませんが…

残りの24%は公務員

15%は教員や民間企業勤務

11%は牛や豚、鶏などの産業動物の診療を行う獣医師

10%はその他となっています。

 

獣医師は意外にも?幅広い職業なのです。

幅広い分野で活躍できる分、特に学生時代はそれだけ幅広く勉強しなければなりません。

将来は犬や猫の動物病院で働きたいからといって牛や豚については勉強しないというわけにはいきませんからね。

さらに動物と直接関わらない分野の勉強もしなければなりません。

実際に私がキノコの毒性について勉強したのは獣医公衆衛生学という分野。

獣医公衆衛生学とは人獣共通感染症や食中毒といった疾病のコントロールだけでなく、予防獣医学や予防医学、ヒトの健康の増進や家畜からの病原体の排除などまでも含む幅広い研究分野です。

要するに、動物だけでなくヒトの健康についても考えましょうねという分野です。

「獣医師になるためになんでヒトのことまで勉強しなあかんの!」と授業中に何度思ったことか。

しかし、獣医師免許を取るためには国家試験に合格しなければならず、もちろん国家試験には獣医公衆衛生学の分野も含まれるので避けて通るわけにはいきません。

実際に獣医師国家試験の問題を見てみましょう。

 

H29年度学説試験問題(B)

21 自然毒による食中毒またはその原因に関する記述として正しいのはどれか。

a イシナギの肝臓中に含まれる多量の不消化性ワックスが食中毒の原因となる。

b オカダ酸は渦鞭毛藻が生産する麻痺性貝毒である。

c 青梅やビワの種子には有毒成分のアコニチンが含まれている。

d エゾボラの唾液腺にはテトラミンが蓄積していることがある。

e トリコテセン系カビ毒の中毒では食中毒性無白血球症が報告されている。

1.a, b   2.a, e   3.b, c   4.c, d   5.d, e 

(正解は5)

食中毒と言っても動物ではなくヒトの食中毒についてです。

さらには食品添加物についても

 

H28年度学説試験問題(B)

24 食品添加物の表示に関する記述として正しいのはどれか。

1.バラ売りの輸入食品は防腐剤のイマリザルを表示しなくてよい。

2.栄養強化剤であるビタミンおよびミネラルも表示しなければならない。

3.保存料は物質名と用途名を併記しなければならない。

4.容器包装に入れられた加工食品の詰め合わせでは表示が免除される。

5.アレルギーを起こす特定原材料はキャリーオーバーなら表示しなくてよい。 

(正解は3)

 

こんな感じで動物以外の内容も多く出題されます。

獣医師になっても動物に全く触れない仕事に就く人もいます。

大学時代の友人は仕事で美容院に置いてあるイスとイスの間隔をメジャーで測ったと言っていました。

あなたが美容院で髪を切ってもらっている時にメジャーを持った人間を見かけたら、それは獣医師かもしれません。

こんなとこにも!という場所に獣医師はいるのです。

 

来週はまんもすです。

おたのしみに!